Lepard -レパルド-
環境負荷を軽減する方法として、電力だけを動力として行う釣りの可能性を追求する0エミッション(環境負荷0)計画の一環としてして建造されたエレキ専用艇レパルド。
今江克隆氏の見識と経験がプラスゲインのテクノロジーとコラボレーションして見事にブレイクスルーを果たしました。
エレキ専用艇として世界で始めて開発されたこの船は、0エミッションフィッシングボートという新しいカテゴリーの起源となることでしょう。


レパルドの船体
 建造中のレパルド開発コードはSV14-147です。
14FTセミVハルカートップ可能な
船体重量とバッテリー10本250kgを満載できるメッシュフレーム構造は2式大艇からヒントを得て設計されました。
 トランサムはエレキ専用艇でありながら15馬力を余裕で受け止められる構造を取り入れております。
 船体中央に実装されたライブウエルです。
容量も大きいですが、
メンテナンスがしやすいサービスホールが設けられております。
また、
水が入った状態を想定して最適な重心位置になるように設置位置にも細心の注意が図られた計算がなされています。
 プラスゲインファクトリー内の実験水槽での浸水試験です。
今回アルミ製の船を今江プロが選んだ理由のひとつに船体の経年変化による重量増加が挙げられます。
FRPやカーボンの樹脂船体は新品時の重量が経年変化によって増加していきます。使用していくうちに樹脂が水分を吸ってしまうのです。
その点
アルミ艇は水を吸わないため、使用時間に比例した重量増加が見られません。
 船体重量は65kgをマーク。
14FTでありがらこの重量は驚異です。
加えて
船体幅140cmとセミV構造は、大きな船底面積と浮力を実現。
この
強大な浮力と船底構造により水中抵抗を軽減して最高速度を大きく向上させます。
 今回、プラスゲインで初めてチャレンジしたラッピングですが、今江プロが選んだカモフラパターンは想像以上にスタイリッシュです。

レパルドの構造
 通称コブラヘッドと呼ばれる船首の構造や傾斜は、これまでのセミVとは全く異なる独特の物です。
日本に輸入される全てのアルミボートはエレキ動力での使用、デッキを搭載してライブウェルに水を入れて前後に強力なエレキを搭載して回すための200kg以上の加重を掛けることを想定した設計ではありません。
これは
まさに日本独自の環境から生み出された船首構造と言えます。
 今回限定で作成したジャックプレートです。ジャックプレートは大馬力艇に取り付けるのが常識ですが、馬力が少ないエレキ艇に取り付けることで水中抵抗の低減に劇的な効果を与えます。
 サイドから見るとわかりますが、ジャックプレートの設置によってエレキのモーターヘッドは船底より高く設置でき、水中抵抗を最小化し、高速性能を劇的に上げられます。
もちろん
効率化は航続距離の向上にも大きく影響します。

レパルドのデッキ
 取っ手は全てステンレススチール製を採用しております。
これは特殊車両に採用されるヘビーデューティー仕様です。
 ロッドストレージ・センターストレージ・リアストレージというバスボート以上の収納スペースを持つマルチパーパスデッキシステムを採用しております。
これは、一枚一枚を飛騨の家具職人が箪笥作りの技法を凝らして製作している逸品です。
 広大なデッキスペースは、21FTのチャンピオンよりも実質的には広い面積を有しております。
 ロッドストレージには、片側8本のスピニングロットを収納できます。
 ロッドストレージを横から見るとこのとおりです。
 フロントシート真後ろのストレージは、前後どちらからでも開閉できます。

 今江艇はカメラクルーが同船することが多いため、以前は船底デッキを作り機材を保護していたが、より高速性を求めて軽量化のために撤去されました。
 センターストレージは人が入れるほどの大きさです。
 リアとセンターストレージはつながっており、またハッチは簡単に取りはずせます。
エレキ専用船はバッテリーの積み下ろしケーブルの変更などが頻繁に行われることを考慮した設計です。


レパルドに試乗
 早速試乗開始、緊張の一瞬です。
 次の旧型エレキ艇と比較するとわかりますが、レパルドは3人乗っても高い喫水を保っています。
 旧型エレキ艇は、一人でもかなり喫水が低いです。
 レパルドは、リアのデッキスペースも広大です。
 新旧比較するとわかりますが、新型レパルドでは広いデッキスペースは格段の進歩を遂げています。
安定性はより精密なつりを長時間可能にするのです。
 3人が一緒に立って釣りができるアルミボートは過去にありません。
 寝られるね、いいねぇとご満悦の様子。
 こんなこともできます。
ボートの端に立ってもこの傾きに抑えることができたのは、
Xバランスシステムがなしうる技です。
 まるでバスボートの安定感です。
釣りも当然ですが、取り込みのしやすさは群を抜きます。
 3人が片側に乗ってもこの傾斜でしかないのは画期的です。
 いよいよ最高速度チェックです。
 新旧今江艇がガチンコ対決です。
旧今江エレキ専用高速艇は109+109=218ポンド、新型レパルドは109+80=189ポンド と一見不利なレパルドである
 この喫水の高さと引き波をおさえる造波抵抗を抑えた船体形状があいまって、旧型に完勝しました。
 旧型艇は喫水が低く抵抗が大きいため、多少の波が起きると速度低下が激しく起こります。

レパルドの走行動画はこちらよりご覧になれます。

 エンジン搭載でもこの走行パフォーマンスです。
セミVハルは琵琶湖や霞ヶ浦には向きませんが、リザーバーや河川では浮力の高さもあいまって、他の15馬力を大きく上回るトップスピードを実現しています。



Lepard SV14-147 スペック
■材 質 アルミ ■全 長 420cm
■アルミ板厚 1.2mm ■深 さ 50cm
■トランサム部アルミ板厚 2.0mm ■トランサム板厚 2.5mm
■重 量 67kg(デッキ除く) ■全 幅 147cm
■最大搭載馬力 15馬力 ■船底幅 130cm
■全幅・全長比 0.35 ■乗 員 4名
■ライブウェルサイズ 縦30cm×横73cm ■予備検 有り

※カートップ可能かどうかはご使用される車種、キャリア等を確認のうえ自己責任でご判断ください。


〜新旧今江艇の比較〜

製品 新今江艇
レパルド
旧今江エレキ専用高速艇
全長 420cm 364cm
全幅 147cm 144cm
深さ 50cm 50cm
乗員 4名 3名
重量
(デッキ除く)
67kg 38kg
最大
搭載馬力
15馬力 15馬力
スピード
喫水の高さと引き波をおさえる造波抵抗を抑えた船体形状によって、波が起きてもほぼ速度低下しない 喫水が低く抵抗が大きいため、少しの波が起きると速度低下が激しく起こる
安定感
Xバランスシステムによって、3人が立って釣りをしても高い喫水を保てる 1人でも喫水が低い
デッキ
スペース
14フィートクラスと
同等のスペース
デッキのあらゆる部分は可動式で、収納力はバスボート以上
ライブウェル 無し
縦30cm×横73cmの
大容量ライブウェル有り

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